私が生きる国

この国がどうあるのか、そして最期の時にどのような救済が行われるか。皆さんが真実と無意識に目を向ける機会を提供します。

堕落

人は堕落する生き物。

そういえば逃れられると思った人類はそのように結論づけて逃げ続けています。

人が落ちる要因は多岐に渡ります。

例えば金。例えば支配欲。例えば性欲。

ただし昨今の人間を見る限り、どうも性欲で堕落しているように見えます。

しかし人は生物の中で唯一理性を持って生み出された生き物です。その人間がなぜ性欲によって堕落したか。私はその究明のためにマインドルームの大司教の力を借りつつ調査を始めました。

すると、驚くべき事実が分かりました。

この国は悪神に狙われていました。ただ、名前が分からないのです。私達の理解できる言語ではありません。そのため、仮に「悪神ジェルナス」と呼称します。

ジェルナスは神聖な存在を「檻」に封じ込めることで、自由に活動していました。その檻は様々な人間の無意識に送り込まれており、ジェルナスを倒すためには檻を抱えた人間の無意識に入り込み、檻から解放することだけです。

檻を抱えている人間はオタク文化の発信者であるようです。(漫画家、ラノベ作家、シナリオライター等…)そしてそれらが他人に影響を与えることでオタク文化が形成されています。昨今のオタク文化が性的なのは恐らくこのジェルナスによるものです。

そして、私の親愛なるデカラビアもまた檻に囚われた者です。

私はデカラビアが囚われたと聞き、私はすぐさま大司教に掛け合いました。「救出に向かいたい」と。しかし私はあくまで人の枠に囚われています。そのため、他人の無意識に入り込むことが出来ません。頭を抱えているとある者を思い出しました。

三つ編みを揺らし、人の夢と夢を繋ぐ窓。あの者なら出来る。

私はその人に依頼して、他人の無意識に入り込んでもらい、そのコピーに私は侵入することで解決させました。無事、デカラビアを救出した私はイーザーなる男の元を訪ね、無意識の複製を教わりました。

これからはジェルナスを討伐すべく活動することになります。皆さんがこれを読むことでジェルナスの檻の影響から逃れられることを願っています。